わたしたちのまち東久留米紹介MyTown HIGASHIKURUME
東久留米市は都心から約25キロ離れた武蔵野台地の中央部にあり、市西端の小平霊園(さいかち窪)を水源とする黒目川と、市中心部を水源とする落合川が市内の中心部を流れ、市の東端で合流しています。土地全体は西から東へかけゆるく傾斜しており、この傾斜断面から湧水が豊富に湧き出しています。そのため一部湧水は水道水の原水になっています。北は野火止用水で清瀬市、埼玉県新座市と境を隔てています。
明治維新後、明治2年に品川県、同5年に神奈川県に編入。明治22年に久留米村が誕生し、同 26 年東京府に編入されました。大正4年に池袋-飯能間に武蔵野鉄道が開通したことで発展。昭和 31年には町制が施行されました。昭和45年に東京都で22番目の市として「東久留米市」が誕生しました。
市内を流れる落合川と南沢湧水群は、平成20年に環境省から『平成の名水百選』に東京都内では当所のみ選定されました。1日の湧水量は約1万トンで『東京の名湧水57選』としても選定されています。近年は市内を水源とする黒目川、落合川の河川域で、水質が大幅に改善し、カワセミやサギを見かけるようになりました。
また竹林公園は昭和57年に『新東京百景』として選定された竹林で、平成15年に東京都環境局から『東京の名湧水57選』に選定された湧水源があります。
出典:Wikipedia
落合川と南沢湧水群
東京都で唯一「平成の名水百選」に選ばれた「落合川と南沢湧水(ゆうすい)群」。豊かな湧水を水源とする落合川は、川底まで透き通って見えるほど水の澄んだ美しい都会の清流です。込み合った住宅地の間を流れている川であるにもかかわらず、ゴミや生活排水などで汚染されている様子がないのは素晴らしい。川岸は市の事業によって、楽しく歩ける遊歩道がしっかりと整備されており、川辺はそのそばに住む市民の手により、多種多様な花木が植えられ、川の景観をさらに美しく彩っています。
美しく澄んだ落合川
鴨ものんびりと泳ぐ
竹林公園
無数の孟宗竹に囲まれ、園内はいつも静寂に包まれています。冬の寒い季節の雪が積もった風景も、水墨画の世界みたいでお薦めです。新東京百景の一つに選ばれています。多聞寺黒松を過ぎ、老松橋まで来たら、落合川の南に位置する竹林公園に立ち寄ってみよう。ここは武蔵野に古くから生えていた竹林を保存するため、1974年に開設された自然公園です。面積3600㎡の敷地内には、約2000本もの孟宗竹が生い茂っており、竹林の中の遊歩道を辿って山裾へと下りると、そこには自然の湧水池が静かに水をたたえています。その美しい風景は、「新東京百景」の一つにも選ばれています。
約2000本もの孟宗竹が生い茂る
自然の湧水池
多聞寺・氷川神社
東久留米駅西口から賑やかな駅前通りを進み、市役所を過ぎたところで十字路を左へ曲がると、ゆるやかな坂の下に「宝塔山多聞寺」があります。ここは毘沙門天を本尊とする真言宗の寺で、今から約780年前、鎌倉時代の元仁元年(1224年)に創建された由緒ある寺院です。寺院に着いたら、まず南側の通りに回って正面に建つ山門から入ってみます。この山門は、嘉永5年(1852年)頃の建立といわれる総ケヤキ造りの四脚門。わざわざ江戸の彫師に彫らせたという軒下周りの獅子の彫り物は実に見事で、東久留米市指定文化財になっています。
総ケヤキ造りの山門
鎌倉時代創建の由緒ある寺院
小山台遺跡公園
西武池袋線の陸橋をくぐり抜け、次の橋に出てくる右の道を入っていくと、住宅街の奥に小山台遺跡公園がある。この辺りは小山台遺跡と呼ばれる地で、先土器時代(約2万年前)の大昔から人々が生活していたことが知られています。昭和45年の発掘調査では、この場所から縄文時代の中期(約5千年前)の住居跡が3軒発見され、大きな縄文ムラがあったことも明らかになりました。崖下には黒目川が流れ、近くには湧水も出ていた暮らしやすい場所。日当たりの良い高台は原始時代の人々にとっても生活に適した場所だったと思われます。現在も、なだらかな丘の上から街の風景を一望できるスポットとして、市民の憩いの広場となっています。
先土器時代の遺跡
市民の憩いの広場
桜の名所 白山公園
桜の時期になると花見客でいっぱい。公園を囲むように続いている桜並木は、散策や語らいにピッタリの公園で、開花の時期になると多くの家族連れで賑わっています。3月下旬には提灯を設置し、ライトアップをおこないます。西武新宿線花小金井駅または西武池袋線東久留米駅から西武バスで白山公園下車徒歩1分。
公園いっぱいに咲き誇る桜
シートを敷いてのんびり
魅力いっぱいの東久留米
その他にも東久留米は同市在住の漫画家高橋留美子の代表作「めぞん一刻」の舞台と言われています。西武池袋線東久留米駅の北口駅舎は何度も出てくる時計坂駅のモデルといわれ、漫画ファンには有名なところ。北口駅舎を始め、商店街のあちこちに漫画のモデルといわれる店やスポットがある。夕暮れのオレンジ色に染まった北口商店街は、「時計坂町」の面影がやや残されており、昭和の哀愁を帯びた懐かしい空気が漂っています。
立派な建物の東久留米市役所
「めぞん一刻」の舞台となった東久留米
※文章提供:多摩武蔵野の情報誌サイト ウォーキングガイド http://www.tachikawaonline.jp/walk/